学校経営方針

  校長   太田 隆夫

 令和6年度がスタートして1か月が経過し、美しい新緑の季節となりました。年度初めの諸行事、学習参観日、砂の学校(全校遠足)を経て、子供たちの学校生活にも落ち着きとまとまりが見られるようになってきました。この1年間も子供たちが学校で楽しく元気に生活し、多くのことを体験して学びを深めてくれることを願い、またそうなるように努めていきたいと思います。

 昨年の5月以降コロナ禍からの回復が進み、社会全体が以前とほぼ同じ状態になってきましたが、コロナ禍の影響も受けつつ進められてきたGIGAスクール構想と令和の日本型教育の方針により、この3年ほどの間に小学校における教育は大きく変化しています。本校は研究校および地域のモデル校として、これまでも先進的な教育の実践と研究に積極的に取り組んできましたが、上記の状況を踏まえ、本年度の学校経営方針に基づいて以下のような努力事項を掲げています。

 

ICTを活用した個別最適な学びに関するこれまでの成果と課題を踏まえ、より主体的な学びを実現するための自由進度学習を志向した研究を進めるとともに、さらなる教育の改善・充実に努める。

・大学の資源を有効活用したキャリア教育等を継続し、内容の改善・充実にも取り組む。

・児童の社会性や公共心の向上を図るための取組および防災関連等の取組を懇話会と連携して行う。

・他の附属学校園と積極的に交流し、幼小中連携に係る教育実践のプログラムを試行する。

・より充実した教育と研究を実施できるよう、業務のあり方や内容等の改善を図り、健全で魅力ある職場環境の創造・維持にむけて、働き方改革についても継続的に取り組む。

 

 昨年度の内容を継続したものが多いですが、どれも重要な事項であり、本年度も努力していく所存です。引き続き本校の学校運営にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

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太田隆夫